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現在、日本人の十人に一人が花粉症であると言われています。
自覚症状はのどの痛み・かゆみ・くしゃみ・鼻水など。
それらは風邪の症状に非常に似ているので、自分が花粉症であると気づく方が少ないのが特徴です。 |
花粉症は花粉が原因である「アレルギー性結膜炎」「アレルギー性鼻炎」「鼻アレルギー」のうちのいずれかに該当し、症状が現れる時期には個人差があります。
なぜなら様々な植物の花粉は一年中飛んでおり、その花粉を浴び続けることによって感受性が高まった時点で花粉症を発症するからです。
つまり、もともと体内にアレルギーを引き起こす「抗原」という物質を多く持っている方は花粉を浴びて短期間で花粉症を発症します。また抗原が少ない方は抗原がたまるのに時間がかかります。ですから、大人になって花粉症を発症する方もいるのですね。
ある日突然花粉症を発症するのはこういった理由からなのです。 |
花粉症が風邪と違うのは、のどの痛みやくしゃみが長期間続く点です。
一ヶ月以上のどに違和感があったり、痛みが続く場合は病院を受診することをおすすめします。アレルギーは症状が軽い時期に治療する方が改善が早いからです。
また逆に、もし花粉症が放置された場合には花粉症が重篤化する危険性があります。
例えば花粉症の症状が引き金となる「合併症」です。 |
口腔アレルギー症候群という病気があります。
これは口に起こる症状で花粉症の合併症です。
口腔アレルギー症候群を発症すると、のどの痛み・不快感・腫れといったような症状が出ます。
いつでもという訳ではなく、リンゴなどの果物や野菜を食べてから15分以内に起こるとされています。勿論このほかにも花粉症から引き起こされる様々な事象があります。
花粉症とアレルギーはセットのようなもの。例えばひどいケースだと喘息の発作から呼吸困難、そしてショック状態に陥る場合もあります。
もしのどの痛みなどが続いているのであれば、今すぐ病院へ行くことをおすすめします。 |
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